メニュー

ブリーダーから子犬を迎える流れ|問い合わせから引き渡しまでの7ステップ

ブリーダーから子犬を迎える流れ|問い合わせから引き渡しまでの7ステップ

ブリーダーから子犬を迎える流れは、初めてだと分かりにくいものです。ブリーダー直販サイトで気になる子犬を見つけたあと、何をどの順番でやればいいのか。初めてだと、問い合わせの段階から手が止まります。

この記事では、みんなのブリーダー・ブリーダーナビの公式サイトに書かれている手順と、動物愛護管理法で決まっている義務を合わせて、問い合わせから引き渡しまでを7ステップに整理しました。遠方の子犬を迎える場合の方法と費用、お迎え後に期限がある手続きも書きます。詳しくはみんなのブリーダー・ブリーダーナビの口コミ・評判にまとめています。

子犬を迎える流れ|問い合わせフォームに入力する手元

先に全体像:子犬を迎える流れ7ステップ

  1. 問い合わせ:子犬ページからサイト経由で。サイト外でやり取りすると取引保証が外れる
  2. 見学の日程調整:ブリーダーと直接
  3. 見学・対面説明:事業所で現物確認と対面説明。法律上必須
  4. 契約と支払い:相手はブリーダー本人。生体保証と条件を書面で
  5. 引き渡し日の調整:生後56日以降
  6. 引き渡し:犬舎で受け取るか、近隣引渡サービスを使う
  7. お迎え後の手続き:無料ペット保険の申込、成約特典の申込(90日以内)、口コミ投稿
ブリーダーから子犬を迎える流れの7ステップ
問い合わせから引き渡し後の手続きまで7つの手順があり、事業所での対面説明と生後56日以降の引き渡しは法律で決まっています。

1. 問い合わせ

気になる子犬のページから問い合わせます。みんなのブリーダーは子犬ページの問い合わせフォームから、ブリーダーナビは子犬の詳細画面の「見学・購入相談へ(無料)」から送ります。ブリーダーナビはサイト上でブリーダーとチャットができます。

必ずサイト経由で問い合わせてください。取引保証(代金を払ったのに子犬を受け取れない詐欺にあった場合の返金)は、サイトを通じて問い合わせた取引が前提です。ブリーダーのSNSや直接の電話でやり取りを始めると、保証の対象から外れます。

問い合わせの文面には、見学希望の時期と、聞きたいことを書いておくとスムーズです。親犬を見せてもらえるか、遺伝子検査をしているか、ワクチンの接種状況、といった質問は、この段階で投げておいて構いません。

2. 見学の日程調整

返信が来たら、ブリーダーと直接日程を決めます。ブリーダーナビの案内は「サイト上でブリーダーとチャットができるからいつでも気軽に予約可能」「日程や支払方法をブリーダーと相談しましょう」というものです。

子犬は一期一会で、問い合わせている間に他の人が成約することがあります。見学の日程は早めに押さえるのが現実的です。ただし、見学は契約ではありません。複数の犬舎を見て比べて構いません。

3. 見学・対面説明(法律で必須)

犬舎で子犬を見学する様子

ここが一番大事な工程です。動物愛護管理法第21条の4により、犬猫を販売する業者は、購入者に動物の現状を直接見せ、飼養方法・生年月日・繁殖者の氏名などを対面で説明する義務があります。2019年の法改正で、この説明を行う場所は事業所に限定されました。

みんなのブリーダーのよくある質問「必ず子犬を見学しなくてはいけませんか?」の答えは「はい。見学していただく必要があります」で、売買契約の前にブリーダーの事業所で現物確認・対面説明を受ける必要があると案内しています。見学とお迎えを同じ日に行うことも可能です。説明が必要な情報は18項目とされています。

見学で確認したいことを挙げます。

  • 犬舎の様子を見せてもらえるか、親犬を見せてもらえるか(父犬は不在、母犬は産後で見せないこともあるので、その場合は写真や説明があるか)
  • 動物取扱業の登録証・標識があるか(法律で掲示が義務づけられています)
  • 子犬の健康状態、ワクチンの接種回数と日付
  • 遺伝子検査の有無と結果
  • 生体保証の内容(期間・対象・対象外)
  • 支払い方法と時期、予約金の有無、キャンセル時の扱い

見学で聞くことと当日のマナーは、ブリーダー見学で聞くこと20問とマナーにまとめています。

オンライン見学を提供しているブリーダーもありますが、オンラインだけで取引は成立しません。対面は別途必要です。

4. 契約と支払い

売買契約の相手はブリーダー本人です。どちらのサイトでも、子犬代金はブリーダーに直接支払います。みんなのブリーダーのよくある質問には「子犬代金は直接ブリーダーにお支払いいただきます。ブリーダーによって対応出来る方法が異なりますので、子犬詳細ページの[支払い方法]をご参照下さい」とあります。ブリーダーナビも「クレジットカード払い等、対応可能なお支払い方法はブリーダーごとに異なります」としています。

生体代以外にかかるものとして、ワクチン代が別になっているケースが多く、血統書の発行費用、空輸・陸送の費用が加わることがあります。総額がいくらになるか、内訳を書面で確認してください。

生体保証はブリーダーごとに内容が違います。みんなのブリーダーは「何らかの生体保証を付与すること」を掲載条件にしているので、保証自体はあるはずです。期間・対象・対象外を書面で受け取ってください。有料の長期保証(みんブリ生体保証:1年プランは生体価格の11%、2年プランは16.5%)に入るかどうかも、この段階で決めます。

5. 引き渡し日の調整(56日齢)

動物愛護管理法第22条の5により、出生後56日を経過しない犬猫は、販売のための引き渡しができません。生まれたばかりの子犬に問い合わせた場合、引き渡しは生後2ヶ月前後になります。天然記念物の日本犬を専門ブリーダーから直接迎える場合には例外があり、みんなのブリーダーの案内では生後50日を過ぎていれば可能とされています。

引き渡しまでの間に、ワクチンの1回目を済ませてから渡すブリーダーが多いです。その場合の費用負担も確認しておきます。

6. 引き渡し

基本は犬舎で受け取ります。ブリーダーナビは「可能な限り、お客様ご自身で、犬舎にて直接お受け取りになることをおすすめします」としています。空輸や陸送が可能な場合もありますが、その場合も事前の犬舎見学は必要です。

当日持っていくものは、キャリーバッグ(クレート)、ペットシーツ、タオル、水。車なら、後部座席にキャリーを固定できるようにしておきます。長距離の場合は途中で休憩を入れます。

7. お迎え後の手続き(期限あり)

お迎えして終わりではなく、期限付きの手続きがあります。忘れると受け取れないので、お迎え当日か翌日にまとめて済ませてください。

  • 無料ペット保険の申込。みんなのブリーダーはアニコム損保「どうぶつ健保すまいる」でお迎え日から1ヶ月、ブリーダーナビは60日間(31日目以降は50%補償)。自動で付くのではなく、申込手続きがあります。
  • 成約特典の申込。みんなのブリーダーはお迎え日から90日以内の申込が条件です(最大10,392円相当。フード、電子クーポンなど)。ブリーダーナビはフード、カインズポイント、ペピイクーポン、獣医師に24時間電話相談できる「アニクリ24」最大4ヶ月無料。
  • 口コミの投稿。どちらのサイトも、お迎えした人だけが投稿できます。愛犬ブリーダーのように、特典の受け取りに口コミ投稿が条件になっているサイトもあります。詳しくは愛犬ブリーダーの口コミ・評判にまとめています。
  • 自治体への犬の登録と狂犬病予防接種。サイトとは別に、狂犬病予防法に基づく手続きが必要です。生後91日以上の犬は、取得から30日以内に市区町村へ登録します。

遠方の子犬を迎える方法

希望の子犬が遠方の犬舎にいる場合、選択肢は2つです。

自分で犬舎まで行く

法律上の手順はこれが基本です。見学とお迎えを同じ日にまとめることもできます。みんなのブリーダーのよくある質問には、実際に遠方のブリーダーを訪れた人の声を読むよう勧める案内もあります。

近隣引渡サービスを使う(みんなのブリーダー)

みんなのブリーダーには、子犬を自宅近くの施設(こうのとりセンター、または提携店)に移送し、そこで対面説明を受けて迎える「近隣引渡サービス」があります。公式ページの内容を整理します。

  • 対象:一部の子犬のみ。一覧・詳細ページのマークで判別
  • 流れ:問い合わせ → (オンライン見学・任意) → 前払い金 → 犬舎から施設へ移送・受入検査 → 対面日の連絡(目安約3日) → 施設で対面・契約・当日持ち帰り
  • 費用:生体代のほかに、どうぶつサポート料40,000円(税込)、移送費0〜20,000円(税込。陸送は0円、空輸は10,000円、大型犬相当は20,000円)。ブリーダーによって予約金の事前振込が必要な場合あり
  • 施設:直営施設は東京(梅島・品川)と神奈川(横浜)。提携ペットショップ内の施設を含め、宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・広島・福岡に掲載あり。エリア拡大中
  • 契約の相手:こうのとりセンター

注意が2つあります。1つは、このサービスを使うと売買契約の相手がブリーダーではなくこうのとりセンターになること。もう1つは、公式ページの規約に、近隣引渡サービスを利用したことが分かった場合に生体保証が解約される可能性がある旨の記載があることです。保証を重視する人は、利用前に保証との両立を確認してください。

ブリーダーナビには同様の仕組みはなく、空輸・陸送が可能な場合でも事前の犬舎見学を必要とする案内です。

対面説明と56日齢のルールは、環境省「STOP!生後56日までの犬猫販売」のページでも確認できます。

よくある質問

問い合わせから引き渡しまで、どのくらいかかりますか?
子犬の月齢によります。すでに生後56日を過ぎていて、見学とお迎えを同日にすれば1〜2週間。生まれたばかりの子犬なら、引き渡しは生後2ヶ月前後になります。
見学に行ったら、その場で決めなければいけませんか?
いいえ。見学は契約ではありません。他の犬舎も見てから決めて構いません。ただし人気の子犬は他の人が先に成約することがあります。
支払いはサイト経由ですか?
いいえ。どちらのサイトも、子犬代金はブリーダーに直接支払います。サイトは掲載の場と保証を提供しているだけで、販売者ではありません。
オンライン見学だけで迎えられますか?
できません。法律上、事業所で現物確認と対面説明を受ける必要があります。遠方の場合は、近隣引渡サービスのような、犬舎以外の施設で対面する仕組みを使うことになります。