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子犬の見学はどこでできる?|見学だけでもいいか、オンライン・遠方・ペットショップ・譲渡会を比較

子犬の見学はどこでできる?|見学だけでもいいか、オンライン・遠方・ペットショップ・譲渡会を比較

子犬の見学は、どこでできるのか。ブリーダーの犬舎に行くのが基本ですが、「買うと決めていないのに見学していいのか」「遠くの子犬は見に行けない」「オンラインで見るだけではだめなのか」と迷う人は多いと思います。

この記事では、子犬や犬を実際に見られる6つの方法を、見られるもの、費用、そのまま迎えられるかで比べます。あわせて、見学だけでもいいのか、なぜ見学が法律で必須なのかを、ブリーダーサイトの公式情報と環境省の資料で整理しました。

子犬の見学でブリーダーの犬舎を訪れ、子犬と対面する家族

先に結論

  • 子犬は買う前に必ず見られます。むしろ見ないと買えません。法律で、販売する側は事業所で子犬を直接見せ、対面で説明することが義務になっています。ネットだけで売買を成立させることは禁止されています。
  • ブリーダーの見学は、子犬ページから申し込めて、見学そのものは無料です。かかるのは交通費です。みんなのブリーダーは、生後56日前の子犬でも購入を検討するための見学はできるとしています。
  • オンライン見学は下見までです。ビデオ通話で子犬を見られる犬舎はありますが、迎えるには事業所での現物確認と対面説明が別に必要です。
  • 遠くの子犬は、近隣引渡サービスで近くの施設で見られます。みんなのブリーダーのサービスで、7都府県11施設、サポート料は4万円です。

詳しくはみんなのブリーダーの口コミ・評判にまとめています。

子犬の見学ができる場所|6つの方法を比較

子犬や犬を見られる6つの場所と、そのまま迎えられるかの違い
ブリーダーの犬舎・近隣引渡・ペットショップはそのまま迎えられ、オンライン見学は下見だけ、譲渡会は条件あり、ドッグショーは販売の場ではありません。販売で迎えるときは、事業所で子犬を見て対面で説明を受けることが法律で決まっています。
方法 見られるもの 費用 そのまま迎えられるか
ブリーダーの犬舎 子犬と育った環境。親犬は会えないこともある 見学は無料。交通費は自分で 見学と対面説明のあと迎えられる
オンライン見学 ビデオ通話の映像の子犬 無料 下見だけ。別に事業所での確認が必要
近隣引渡 近くの施設に移送された子犬 サポート料4万円、空輸なら移送費1万円 施設で確認して契約し、当日連れて帰れる
ペットショップ 生後56日を過ぎた子犬 無料 店頭で対面説明を受けて迎えられる
譲渡会 保護犬。成犬が中心 参加は無料が多い。譲渡費用は別 講習会や審査があり、当日は連れて帰れないことが多い
ドッグショー 犬種ごとの成犬 会場による 販売の場ではない

各サイト・自治体・団体の公式ページで2026年10月23日に確認。近隣引渡は、みんなのブリーダーで専用マークが付いた子犬だけが対象です。

子犬を迎えるつもりなら、中心になるのはブリーダーの犬舎です。親犬や育った環境まで見られるのは犬舎だけで、オンライン見学と近隣引渡は、遠くて通えない場合の補助と考えるのが現実的です。成犬でもよければ譲渡会、どの犬種にするか決めかねているならドッグショーも候補になります。

買う前に見られるか|見られる。見ないと買えない

動物愛護管理法の第21条の4は、犬猫を販売する業者に、あらかじめ事業所で動物の現在の状態を直接見せ、対面で説明することを義務づけています。説明する項目は、病歴やワクチンの接種状況、親や兄弟の遺伝性疾患の発生状況など18項目あります。環境省は、インターネット上だけで売買契約を成立させることは禁止されていると説明しています。

対面での説明が義務になったのは2013年9月、説明の場所が「事業所」に限られたのは2020年6月からです。ブリーダーから迎える場合は、犬舎(登録された事業所)に行って説明を受けるのが原則です。生後56日を過ぎない子犬は、販売のための引き渡しも展示もできません(柴犬など日本犬6種を専門のブリーダーが直接売る場合は49日)。

つまり「見学できるか」ではなく、見学しないと迎えられないのが今のルールです。18項目の一覧は環境省のページで確認できます。

ブリーダーの犬舎で見る|予約はサイトから、見学は無料

大手のブリーダーサイト3社は、どこも子犬ページから見学を申し込む仕組みです。見学に関するルールは、サイトによって少しずつ違います。

項目 みんなのブリーダーの公式サイトみんなのブリーダー ブリーダーナビの公式サイトブリーダーナビ ブリーダーズの公式サイトブリーダーズ
申し込み 子犬ページの「この子犬の見学希望/お問い合わせ」から 子犬ページの「見学・購入相談へ(無料)」から 見学できるかは子犬ページに記載。日時を決めて見学
費用 利用料なし。かかるのは交通費 利用料なし。申し込みボタンに「無料」と表示 利用料・紹介料なし。かかるのは交通費
ほかの犬舎 短期間に別のブリーダーへは禁止。先に最初の犬舎へ返事する 同時に問い合わせてよい。同じ日の見学予約は避ける 記載なし。見学前にペットショップへ寄らない
オンライン 一部のブリーダーが対応(LINE・Zoomなど) 対応できる子犬を絞り込める 記載なし
遠方の子犬 近隣引渡サービスで近くの施設で受け取れる 同様のサービスは見当たらない 見学後なら空輸・陸送・ブリーダーの出張も可

各サイトの「よくある質問」と利用ガイドで2026年10月23日に確認。画像とサイト名をタップすると、各サイトの公式ページが開きます。

3社とも利用料はかからず、見学に費用がかかるという記載もありません。かかるのは交通費です。みんなのブリーダーが飼い主524人に聞いたアンケートでは、9割以上が犬舎を訪ねてお迎えしていて、往復2〜4時間以内が約7割、9割以上が日帰り、約8割が自家用車でした。

犬舎では、子犬と一緒に、育った環境や親犬を見られます。ただし親犬はいつも会えるとは限りません。ブリーダーズは、父犬はよその犬舎の犬と交配していて不在のことが多い、母犬は産後の安静のために会わせないことがある、と説明しています。会えなかった理由は聞いてかまいません。見学のときに聞くことはブリーダー見学で聞くこと20問にまとめています。

3社の保証や掲載数の違いはブリーダーサイト3社比較で、それぞれの評判はみんなのブリーダー・ブリーダーナビ・ブリーダーズの口コミ・評判にまとめています。

見学だけでもいい?|検討中の見学は想定されている

「買うと決めていないのに見学を頼むのは失礼では」という質問は、知恵袋でも繰り返し出ています。

サイトの説明を見ると、検討中の見学は想定されています。みんなのブリーダーは、生後56日前の子犬でも購入を検討するために見学することは可能としていて、流れの説明も「問い合わせで質問し、購入の意思が高まったら見学日を決める」という順番です。ブリーダーナビも見学の申し込みボタンを「見学・購入相談」としています。

ただし、受け入れ方は犬舎ごとに違います。知恵袋には、見学だけでも歓迎だというブリーダーの回答がある一方で、「購入意思のない方の見学はお断り」と書いている犬舎もある、という声もありました。問い合わせの時点で「まだ検討中で、見学して決めたい」と正直に伝えるのが一番です。

見学して合わなかったときは、必ず連絡します。みんなのブリーダーは「今回は見送らせていただきます」の一文で十分としていて、ブリーダーズも一言でもいいので「見送り」と返事するよう案内しています。断り方の例と、その場で予約金を求められたときの考え方はブリーダー見学の記事で書いています。

オンライン見学|下見はできるが、それだけでは買えない

ビデオ通話で子犬を見せてもらう「オンライン見学」に対応している犬舎もあります。みんなのブリーダーでは一部のブリーダーが対応していて、問い合わせフォームで希望を選べます。LINEやZoomを使うことが多いそうです。ブリーダーナビには、オンライン見学ができる子犬だけを探す絞り込みがあります。

ただし、オンライン見学だけで迎えることはできません。法律は「事業所で現在の状態を直接見せる」ことを求めていて、この部分に例外はありません。みんなのブリーダーも、オンライン見学のあとも所定の場所で現物確認と対面説明を受ける必要がある、と明記しています。

オンライン見学が役に立つのは、遠くの犬舎まで行く前の下見です。動いている様子や鳴き声、兄弟との関わり方を見ておけば、往復何時間もかけて行ったのにイメージと違った、という失敗を減らせます。

見られること オンライン 犬舎 近隣引渡
動き・様子 ○ ○ ○
直接見る × ○ ○
親犬・犬舎 △ ○ ×
迎えられる × ○ ○

オンラインで親犬や犬舎を見られるのは、映してもらえた場合だけです(△)。犬舎でも、親犬は交配や産後の安静で会えないことがあります。近隣引渡は、みんなのブリーダーで専用マークが付いた子犬だけが対象です。

遠方の子犬を近くで見る|近隣引渡は7都府県11施設

気になる子犬が遠くにいる場合、みんなのブリーダーには近隣引渡サービスがあります。子犬を近くの施設(こうのとりセンター)まで移送してもらい、そこで子犬を見て、納得してから契約する仕組みです。

項目 内容
対象 専用のマークが付いた子犬だけ
費用 どうぶつサポート料40,000円(税込)
移送費:陸送0円、空輸10,000円(大型犬は20,000円)
施設 宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・広島・福岡の7都府県11施設。多くは提携のペットショップ内
契約の相手 ブリーダーではなく、こうのとりセンター

みんなのブリーダー公式ページで2026年10月23日に確認。ワクチン代などが別にかかる場合があります。

近隣引渡サービスで遠くの子犬を近くの施設で迎える5つのステップ
流れは、問い合わせ、希望すればオンライン見学、前払い金、施設への移送と健康状態の検査、施設での対面と契約の5ステップです。契約した当日に連れて帰れます。

みんなのブリーダーは「インターネットだけで取引が成立するものではございません」としていて、施設で子犬を見てから契約する点は犬舎での見学と同じです。一方で、親犬や犬舎の環境は見られません。そこを補うために、オンライン見学で犬舎の様子を見せてもらっておくと安心です。施設の場所と料金は変わることがあるので、公式ページで最新の情報を確認してください。

ブリーダーズには同じ仕組みはありませんが、あらかじめ見学をしていれば、引き渡しを空輸や陸送、ブリーダーの出張にすることはできると案内しています。空輸・陸送の料金はカゴ代込みで5,000〜10,000円程度が標準で、出張の交通費は購入者の負担です。遠方から迎えるときの全体の流れはブリーダーから子犬を迎える流れにまとめています。

ペットショップ・譲渡会で見る|生後56日以降の子と保護犬

ペットショップ

ペットショップでも、法律上の手順は同じです。店頭で子犬を見て、18項目の説明を受けてから迎えます。説明の中には、繁殖者の氏名と登録番号(または所在地)も含まれます。生後56日を過ぎない子犬は展示できないので、店頭で見られるのはそれ以降の子犬です。環境省は、生年月日と来店日を見比べて56日を過ぎているか確認するよう呼びかけています。

ブリーダーの犬舎との一番の違いは、親犬や生まれ育った環境は見られないことです。一方で、複数の犬種を同じ日に見比べられるのは店頭の強みです。違いはブリーダーとペットショップはどっちがいい?で比べています。

店頭で分かること

  • 生後56日を過ぎた子犬その場で見て選べる
  • 複数の犬種同じ日に見比べられる
  • 18項目の説明繁殖者の氏名と登録番号(または所在地)も含む

店頭では分からないこと

  • 親犬大きさや性格は分からない
  • 生まれ育った環境犬舎の広さや清潔さは見られない
  • 生後56日前の子犬展示が禁止されている

譲渡会

譲渡会の会場で、スタッフの説明を聞きながら保護犬と対面する家族

保護犬を迎えたい場合は、自治体の動物愛護センターや保護団体の譲渡会で犬に会えます。環境省は、都道府県と市の施設ごとに、譲渡の条件や講習会、譲渡会の有無をまとめたリンク集を公開しています。

  • 東京都動物愛護相談センター

    まず無料の講習会。都内在住・20〜60歳・家族全員の同意などが条件。事前講習会は電話で申し込み(先着順)。講習会の当日は連れて帰れません。

  • 大阪府動物愛護管理センター

    調査→講習会→マッチング。申し込みのあと、譲渡前の調査と講習会を経て、予約制でマッチング。原則その日の譲渡はありません。

  • 横浜市動物愛護センター

    申し込み不要で参加。譲渡会には予約なしで参加できますが、当日の引き渡しはなく、動物を連れての参加はできません。

保護団体の譲渡会は、団体ごとに条件が違います。東京都は、団体の譲渡会には事前に主催団体へ問い合わせてから参加するよう案内しています。費用や条件の違いは保護犬とブリーダーはどっちがいい?にまとめています。

犬種を見たいだけなら|ドッグショーは誰でも観覧できる

まだ犬種を決めていない、成犬になったときの大きさや動きを見たい、という段階なら、ドッグショーの観覧も選択肢です。ジャパンケネルクラブ(JKC)のドッグショーは一般の人も観覧でき、JKCの競技会スケジュールで、地域や期間、犬種ごとの展覧会を探せます。

審査は朝8時30分ごろから始まるので、多くの犬種を見たいなら午前中の早めに行くのがよいとされています。JKCの観覧マナーでは、出場している犬をなでることはできず、犬の正面からのストロボ撮影は厳禁です。犬を見る場であって、子犬を買う場ではない点も知っておいてください。

見学のマナー|1日1件、ペットショップとのはしごもしない

犬舎の見学は1日1件までが基本です。ブリーダーナビは、感染症の感染や広がりを防ぐために同じ日に複数の見学を予約しないよう求めていて、みんなのブリーダーも、ワクチン接種前の子犬や産後の親犬への影響を避けるため訪問は1日1件まで、としています。ブリーダーズは、見学の前にペットショップに立ち寄らないよう案内しています。

理由の一つが、子犬の命に関わる感染症のパルボウイルスです。獣医学の定番の手引き(Merck Veterinary Manual)によると、パルボウイルスは人や物、環境を介して運ばれ、室内でも少なくとも2か月は生き残ります。生後6週から6か月の、ワクチンが済んでいない子犬が最もかかりやすいとされています。靴や服についたウイルスを、別の犬舎に持ち込まないためのルールです。

ブリーダー見学の6つのマナー
見学は1日1件まで、時間を守る、子犬を勝手に抱かない、おやつをあげない、先住犬は連れて行かない、見送るときも連絡する、の6つが基本です。

ほかのマナー(子犬の触り方、先住犬を連れて行かない、子ども連れのときの注意など)と、当日の流れはブリーダー見学で聞くこと20問で詳しく書いています。

よくある質問

子犬の見学にお金はかかりますか?
大手のブリーダーサイト3社とも利用料はかからず、見学に費用がかかるという記載もありません。かかるのは交通費です。近隣引渡サービスを使う場合は、サポート料4万円などがかかります。
見学に行ったら、その日に決めないといけませんか?
その場で決める必要はありません。持ち帰って考えてよく、見送るときは連絡すれば十分です。ただし、ほかの人から先に申し込みが入ることはあるので、返事の時期は伝えておきましょう。
ビデオ通話で見て、そのまま送ってもらえますか?
できません。法律で、事業所で子犬を直接見せて対面で説明することが義務になっていて、ネットだけでの売買は禁止されています。遠い場合は、近隣引渡サービスのように近くの施設で確認できる仕組みを使います。
生後56日前の子犬も見学できますか?
販売のための引き渡しや展示はできませんが、みんなのブリーダーは、購入を検討するための見学はできるとしています。引き渡しは生後56日を過ぎてからです。
近所でブリーダーを探すにはどうすればいいですか?
ブリーダーサイトで、見学できるエリア(都道府県)で絞り込むのが早いです。都道府県の動物取扱業の登録簿で確かめる方法は、東京と大阪の記事で説明しています。