東京のブリーダーの探し方|登録簿の調べ方、子犬の掲載数、近県まで広げるべきか
東京で子犬を迎えたいと思って「ブリーダー 東京」と検索すると、ブリーダーサイトの一覧ページが並びます。ただ、その数字をそのまま信じると、思っていたより遠くの犬舎だった、ということが起こります。
この記事では、東京のブリーダーの探し方を、東京都の登録簿、ブリーダーサイトの掲載数の読み方、近県との比較の3つで整理しました。個別のブリーダーを紹介する記事ではありません。数字は公的な統計と、2026年10月21日時点のブリーダーサイトの表示です。

先に結論
- 東京は飼い犬が多い一方で、犬の数に比べると繁殖をする業者は近県より少なめです。犬1万頭あたりの業者数は、東京が11.2、埼玉が23.4、千葉が24.6です。
- みんなのブリーダーの「東京都」の件数には、他県の子犬も含まれています。初期設定のままだと3,458件ですが、近隣引渡の地域を外すと495件でした。
- 子犬の数を広げたいなら、埼玉・千葉まで探す範囲を広げるのが現実的です。みんなのブリーダーでは、どちらも東京の約1.8〜1.9倍の子犬が掲載されています。
- 業者が本物かどうかは、東京都が公開している登録簿で確かめられます。
詳しくはみんなのブリーダーの口コミ・評判にまとめています。
数字で見る東京のブリーダー事情
厚生労働省の統計では、東京都に登録されている犬は558,579頭で、全国でも多い地域です(令和6年度)。一方、環境省の統計で「繁殖をする犬猫等販売業者」は625でした(令和7年4月1日)。
| 都県 | 繁殖をする犬猫等販売業者 | 登録されている犬 | 犬1万頭あたりの業者数 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 625 | 558,579頭 | 11.2 |
| 神奈川県 | 584 | 434,721頭 | 13.4 |
| 埼玉県 | 817 | 348,398頭 | 23.4 |
| 千葉県 | 789 | 320,995頭 | 24.6 |
厚生労働省「犬の登録頭数」(令和6年度)、環境省「動物取扱業者の登録・届出状況」(令和7年4月1日)より。業者数は猫を扱う業者も含みます。犬1万頭あたりの数は、いぬしるべで計算しました。
犬の数に比べて、繁殖をする業者は近県の方が多いことが分かります。都内で犬舎を探すより、近県まで含めた方が選択肢は広がります。
東京都の登録簿で業者を確かめる
東京都動物愛護相談センターは、第一種動物取扱業者の一覧をExcelとPDFで公開しています(令和8年10月1日現在)。地域ごとに6つのファイルに分かれていて、八王子市や町田市の業者もこの一覧に入っています。
- 一覧には、業者名、所在地、種別(販売・保管など)、登録番号、有効期間、責任者が載っています。
- 扱う動物の種類の列はないので、犬の販売業者だけに絞ることはできません。種別が「販売」の業者には、ペットショップも含まれます。
- ブリーダーから聞いた登録番号を、一覧で検索して照らし合わせます。
照合の手順は動物取扱業の登録番号の調べ方で詳しく書いています。問い合わせ先は、東京都動物愛護相談センター本所(03-3302-3507)、多摩地域は多摩支所(042-581-7435)です。
ブリーダーサイトで東京の子犬を探すときの注意
みんなのブリーダーで「東京都の子犬」を開くと、初期設定では「近隣引渡対応地域を含む」にチェックが入っています。近隣引渡サービスを使えば東京で受け取れる、他県の犬舎の子犬も数に入るためです。
- 初期設定のまま:3,458件
- 近隣引渡の地域を外した場合:495件(東京都のブリーダーは149人)
近隣引渡で迎える場合も、犬舎を見に行かずに済む代わりに、どこの犬舎の子犬なのかを確認しておきましょう。仕組みはみんなのブリーダーの評判で説明しています。
東京で多く掲載されている犬種は、トイプードル(タイニー・ティーカップを含む)、チワワ、マルプー、ミニチュアダックスフンド、ポメラニアンでした。
神奈川・埼玉・千葉まで広げるべきか
| 都県 | みんなのブリーダー(子犬・ブリーダー) |
ブリーダーナビ(子犬・ブリーダー) |
|---|---|---|
| 東京都 | 495件・149人 | 692頭・144人 |
| 神奈川県 | 453件・161人 | 376頭・115人 |
| 埼玉県 | 955件・236人 | 812頭・216人 |
| 千葉県 | 880件・234人 | 811頭・201人 |
2026年10月21日17時台の表示。みんなのブリーダーは近隣引渡の地域を外した件数、ブリーダーナビは販売中と商談中を合わせた頭数です。数は日々変わります。詳しくはブリーダーナビの口コミ・評判にまとめています。
埼玉と千葉は、みんなのブリーダーでは東京の約1.8〜1.9倍、ブリーダーナビでも東京より多くの子犬が掲載されています。電車や車で日帰りで見学できる範囲なら、探す範囲を近県まで広げると選択肢がかなり増えます。
ただし見学は1日1件が原則です。遠方の犬舎をいくつも回るのは負担が大きいので、候補を絞ってから見学を予約しましょう。見学のマナーはブリーダー見学で聞くこと20問にまとめています。
見学と契約で確認すること
東京都動物愛護相談センターは、動物を買う人に向けて、登録の標識の確認、品種や生年月日などの表示の確認、十分な説明を受けることを呼びかけています。中央区の消費生活センターは、ネットで見つけたブリーダーの施設が不衛生で、契約書もなく、迎えた犬が数日で亡くなったという事例を紹介しています。
- 第一種動物取扱業の登録番号と、登録簿の内容が一致している
- 事業所で子犬を直接見て、対面で説明を受けた(法律で必須)
- 事業所に登録の標識が掲げられている
- 保証の内容を書面でもらった
- 予約金を払う前に、キャンセルしたときの扱いを確認した
お迎え後の手続き
- 犬の登録:生後91日以上の犬は、迎えてから30日以内に住んでいる区市町村で登録します。
- マイクロチップ:ブリーダーから迎えた子犬にはマイクロチップが入っています。30日以内に、環境省のデータベースで名義を変更します(オンラインで400円)。
- 手続きの一本化:23区は目黒区を除いて、マイクロチップの変更登録で区への犬の登録も済む仕組みに参加しています。多摩地域は参加していない市もあるので、住んでいる自治体で確認してください。
- 狂犬病予防注射:毎年1回受けます。注射済票は、マイクロチップがあっても別に申請が必要です(新宿区の例)。
ブリーダー以外の選択肢と相談先
東京都動物愛護相談センターは、保護された犬の譲渡もしています。譲渡を待つ犬は「ワンニャンとうきょう」で見られます。保護犬との違いは保護犬とブリーダーはどっちがいい?にまとめています。
購入でトラブルになったときは、消費者ホットライン188に相談できます。登録の確認は東京都動物愛護相談センターの第一種動物取扱業者一覧から行えます。

