メニュー

ポメラニアンの値段はいくら?ブリーダーの相場は約24万円|毛色・性別での差と、気管・骨折など見学で確認すること

ポメラニアンのブリーダーの選び方|値段の相場と、気管・骨折など見学で確認すること

ポメラニアンの値段は、ブリーダーから迎える場合で約24万円が目安です。みんなのブリーダーが公開している、直近3か月の成約時の平均価格です。

ポメラニアンのブリーダーを探すときに迷うのは、値段がいくらなら妥当かと、見学で何を見ればいいかの2つだと思います。この記事では、みんなのブリーダーに載っているポメラニアンの子犬約200件の価格を集計し、保険会社の統計からポメラニアンがかかりやすい病気を確かめて、見学で確認することに落とし込みます。詳しくはみんなのブリーダーの口コミ・評判にまとめています。

ブリーダーの犬舎にいるポメラニアンの子犬(ポメラニアンの値段の目安は約24万円)

先に結論

  • ポメラニアンの値段は、ブリーダーで成約した平均が約24万円です(みんなのブリーダー、直近3か月)。掲載価格の中央値は25.0万円で今回の5犬種で最も高く、ホワイトはブラックより約12万円高くなっています。
  • 他の犬種よりかかりやすい病気の1位は気管虚脱で、オッズ比5.84は今回調べた5犬種の中で最も高い数字でした。
  • 0歳の前肢の骨折が多く、平均年間診療費は約23万円。子犬期の事故が高くつく犬種です。
  • 見学では咳と膝を見て、抱き方や段差の扱いをブリーダーに聞くのが基本です。

ポメラニアンの値段|ブリーダーで成約した平均は約24万円

ポメラニアンの値段の目安として一番当てになるのは、実際に売れた価格です。みんなのブリーダーは犬種ごとの一覧ページで、直近3か月の成約時の平均価格を公開していて、ポメラニアンは平均約24万円、最高100万円、最低8万円でした(2026年10月23日時点、みんなのブリーダー販売実績データ)。

あわせて、いぬしるべ編集部で、みんなのブリーダーに掲載中のポメラニアンの子犬199件(新しい順)の価格を集計しました。掲載総数は635件です。掲載価格の中央値は25.0万円で、真ん中の半分の子犬が19.8万〜29.8万円に収まっています。

価格帯ごとの割合

価格帯 件数 割合
15万円未満 18件 9.0%
15万〜20万円 34件 17.1%
20万〜25万円 40件 20.1%
25万〜30万円 61件 30.7%
30万〜40万円 29件 14.6%
40万円以上 17件 8.5%

いぬしるべ編集部調べ。2026年10月23日に、みんなのブリーダーのポメラニアンの一覧から新しい順に199件を集計(広告枠と重複は除外)。販売中の子犬の売り出し価格で、成約した価格ではありません。新しい掲載が中心なので、月齢の進んだ子犬は少なめに入っています。

値段が変わる条件

条件 中央値 件数
男の子 22.8万円 104件
女の子 27.0万円 95件
生後90日まで 25.0万円 143件
生後91〜120日 19.8万円 21件
生後121〜180日 20.0万円 27件
生後181日以降 14.9万円 8件
毛色:クリーム 25.0万円 40件
毛色:オレンジ 25.0万円 28件
毛色:ホワイト 29.2万円 24件
毛色:ブラック 17.2万円 14件

同じ集計から、条件ごとの中央値を出しました。件数が10件未満の行は参考程度に見てください。

ポメラニアンは中央値25.0万円と今回の5犬種で一番高く、25万〜30万円に3割が集まっています。毛色ではホワイト(29.2万円)がブラック(17.2万円)より約12万円高く、女の子は4.2万円高め。生後90日を過ぎると約5万円下がります。181日以降の14.9万円は8件だけなので参考です。

安いポメラニアンの子犬|月齢が進んだ子と男の子は下がる

今回の集計では、15万円未満の子犬は9.0%でした。上の表のとおり、生後90日までの25.0万円が、91〜120日では19.8万円に下がり、男の子は女の子より安くなっています。安い子犬は、こうした条件の子が中心と考えられます。

安いこと自体は問題ではありません。月齢が進んだ子犬は、ワクチンの接種が進み、体格や性格も分かってくる時期です。確認するのは値段の理由より、ワクチンの記録、今の健康状態、どんな環境で育ってきたかです。ただし価格はブリーダーが決めるので、月齢が進めば必ず下がるわけではありません。安い子犬の探し方はみんなのブリーダーの売れ残りにまとめています。

値段以外のお金|犬の年間支出は約41万円

子犬の値段は、最初に払うお金の一部です。アニコム損保の調査では、2025年の犬1頭あたりの年間支出は413,416円で、そのうちケガや病気の治療費が89,120円でした。回答者は同社のペット保険の契約者5,494人なので、一般の平均よりやや高めに出ている可能性はありますが、子犬の値段の2倍近くを毎年使うと考えておくと現実に近いと思います。

お迎えまでの流れはブリーダーから子犬を迎える流れに、無料ペット保険が切れた後の保険の考え方は子犬のペット保険にまとめています。年間支出の調査はアニコム損保「ペットにかける年間支出調査」で読めます。

掲載が多いサイト|まず2サイトを両方見る

ポメラニアンの掲載は、みんなのブリーダーが635件、ブリーダーナビが513頭でした。数で選ぶなら、まず2サイトを両方見るのが基本です。掲載される子犬は完全には重複しないので、片方だけでは選択肢を半分捨てることになります。詳しくはブリーダーナビの口コミ・評判にまとめています。

サイトごとの保証や手数料の違いは、ブリーダーサイト10社の比較にまとめています。それぞれの評判はみんなのブリーダーの口コミ・評判とブリーダーナビの口コミ・評判で確かめられます。

かかりやすい病気|1位は気管虚脱

動物病院で診察を受けるポメラニアン

ペット保険のアニコムが毎年出している統計(家庭どうぶつ白書2025)では、ポメラニアンが犬全体と比べてかかりやすい病気が、保険金の請求データから並べられています。対象は33,594頭です。

病気 請求割合 犬全体 かかりやすさ(オッズ比)
気管虚脱 2.7% 0.6% 5.84
骨折(前肢) — — 4.23
股関節形成不全・脱臼 — — 上位
膝蓋骨(亜)脱臼 3.9% 1.7% 2.49

請求割合は、その病気で保険金の支払いがあった頭数÷契約頭数。オッズ比は犬全体と比べたかかりやすさで、1より大きいほどかかりやすい。出典:アニコム「家庭どうぶつ白書2025」 第2部第2章「品種別の統計」。

ポメラニアンで最も目立つのは気管虚脱です。気管がつぶれて息がしにくくなる病気で、請求割合は2.7%と犬全体(0.6%)の4倍以上でした。病気の大分類でも呼吸器が12.2%を占め、咳(発咳)は0歳で最も多い症状です。

もう一つの特徴が前足の骨折です。最も多いのは0歳で、平均年間診療費は233,484円と高額でした。抱っこからの落下やソファからの飛び降りなど、子犬期の事故が原因になりやすいと考えられます。膝蓋骨脱臼も犬全体の2倍以上で、0歳で最も多く出ています。

遺伝子検査|メトヘモグロビン血症と肘

ポメラニアンで知られている遺伝病の検査に、遺伝性メトヘモグロビン血症があります。血液が酸素を運びにくくなる病気で、岩手大学が原因遺伝子を報告しています。遺伝病の検査機関(ケーナインラボ)の対象犬種にもポメラニアンが入っています。

また、ジャパンケネルクラブ(JKC)の「発生リスクが高いと考えられている犬種リスト」では、肘関節異形成症の欄にポメラニアンが挙がっています。両親の検査や関節の状態を聞いてください。

遺伝子検査の結果は、ブリーダーが自分から公開していることもあれば、聞かないと出てこないこともあります。「両親の検査結果を見せてもらえますか」と聞いて、すぐに出てくるかは、ブリーダーの姿勢を見る手がかりになります。

親犬の遺伝子検査の結果の組み合わせと、子犬が発症するかどうか
劣性遺伝の病気では、片方の親がクリアなら発症する子犬は生まれず、両親がキャリアの場合は約4分の1が発症する可能性があります。

迎えた後に飼い主が自宅で申し込める検査の料金や選び方は、犬の遺伝子検査キットの比較にまとめています。

見学で確認すること|咳・膝など5つ

ポメラニアンのブリーダーの犬舎を見学するときに、ポメラニアンならではの点として確認しておきたいことです。登録番号の照合や契約書の確認など、どの犬種でも共通の項目は悪質ブリーダーの見分け方にまとめています。

  • 咳:子犬や両親が咳をしていないか。気管虚脱がかかりやすさ1位
  • 膝:歩き方。膝蓋骨脱臼は犬全体の2倍以上で、0歳が最も多い
  • 抱き方と段差:犬舎で子犬をどう抱いているか、高いところから飛び降りられる環境か。0歳の前肢骨折が多い(統計から考えた確認項目です)
  • 両親の遺伝子検査:遺伝性メトヘモグロビン血症の結果
  • 毛色の価格:珍しい毛色で大きく高い場合、その価格に見合う理由を聞く

お迎え後の注意|0歳の前肢の骨折が多い

ポメラニアンは、見学で分かることより、迎えた後の環境で防げることの方が多い犬種です。

  • 骨折:ソファやベッドからの飛び降りを防ぐ。抱っこは低い姿勢で。0歳の前肢骨折は年間で約23万円かかっています
  • 気管:首輪よりハーネスを使う、興奮して吠え続けない環境をつくる
  • 膝:滑りやすい床にはマットを敷く

治療費の大きい事故が子犬期に起きやすいので、お迎え直後から使える保証や保険の中身も確認しておくと安心です。違いは取引保証・生体保証・無料ペット保険の違いにまとめています。

よくある質問

ポメラニアンの子犬は、ブリーダーだといくらくらいですか?
みんなのブリーダーで直近3か月に成約した平均は約24万円です。掲載中の子犬の中央値は25.0万円で、毛色・性別・月齢によって上下します。
ポメラニアンの気管虚脱は子犬のうちに分かりますか?
咳は0歳で最も多い症状なので、見学時に咳をしていないかは確認できます。気管虚脱そのものは成長してから分かることもあります。
ポメラニアンはなぜ骨折が多いのですか?
アニコムの統計では前肢の骨折が0歳で最も多く出ています。体が小さく骨が細いため、抱っこからの落下や飛び降りで折れやすいと考えられます。
ポメラニアンの理想の大きさは?
JKCの犬種標準では体高21cm±3cmで、体重は「サイズに相応しい体重」とされています。
ポメラニアンの子犬は、生後何か月で値段が下がりますか?
今回の集計では、生後90日までの25.0万円が、91〜120日では19.8万円に下がっていました。生後3か月前後が一つの目安です。ただし価格はブリーダーが決めるので、月齢が進んでも下がらない掲載もあります。

病気のデータはアニコム「家庭どうぶつ白書2025」、犬種の標準はジャパンケネルクラブの犬種標準を参照しています。