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子犬を迎える費用はいくら?|初期費用は約28万円、1年目の総額は約67万円【内訳を公的データで計算】

子犬を迎える費用はいくら?|初期費用は約28万円、1年目の総額は約67万円【内訳を公的データで計算】

子犬を迎えたいと思ったとき、まず気になるのが「全部でいくらかかるのか」です。子犬の代金は子犬ページに書いてありますが、そのほかに登録や注射の費用、用品、毎月のフード代がかかります。

この記事では、ブリーダーから小型犬を迎える場合を例に、お迎えまでに払うお金と迎えた後に毎月・毎年かかるお金を分けて計算します。数字は、みんなのブリーダーの成約平均価格、日本獣医師会の診療料金調査、アニコム損保の年間支出調査、自治体と環境省の手数料で確かめたものです。

子犬を迎える費用|ノートとレシートを前に、足元の子犬を見ながら話す夫婦

先に結論

  • 初期費用は約28万円が目安です。子犬の代金が約22万円、登録や注射などの手続きと医療費が約2万円、サークルやクレートなどの用品が約4万円です。
  • 1年目の総額は約67万円を見ておくと安心です。アニコム損保の調査では、犬1頭に1年でかけた費用の平均は413,416円でした。子犬の代金と用品に、この1年分を足した計算です。
  • 2年目からは年に約41万円、月に約3.4万円が平均です。大きいのは治療費・フード・トリミング・保険料の4つで、合わせて全体の6割を占めます。
  • 子犬の代金のほかに、ワクチン代や送料が別にかかる掲載があります。子犬ページの「ワクチン代」「お迎え方法・送料」の欄で総額を確かめてください。

子犬を迎える費用の総額|初期費用28万円、1年目67万円

まず全体を1枚にまとめます。体重10kg未満の小型犬を、ブリーダーサイトで迎える場合の目安です。

項目 目安 根拠
子犬の代金 約22万円 人気5犬種の成約平均
手続き・医療 約2万円 登録・狂犬病予防注射・ワクチンなど
用品 約4万円 8品の通販価格の中央値
初期費用 約28万円 お迎えから1か月で払う分
1年の飼育費 約41万円 アニコム損保の調査の平均
1年目の総額 約67万円 代金+用品+1年の飼育費

各項目の出典は、それぞれの章に書いています。金額は2026年11月2日時点で確認したもので、地域・病院・犬種によって変わります。

1年目の総額は、初期費用と1年の飼育費を単純に足すと約69万円になります。ただ、飼育費の中にワクチンなどの予防費や日用品が入っていて、初期費用と重なる部分があるので、重なる手続きと医療費の約2万円を除いて約67万円としています。迎える月によって1年目の飼育費は10か月分ほどになるので、実際はこれより少し下がることが多いはずです。

子犬の代金|人気5犬種の成約平均は約20〜24万円

いちばん大きいのは子犬の代金です。みんなのブリーダーは、犬種ごとに直近3か月の成約平均価格を公開しています。人気の5犬種は次のとおりです。

犬種 成約平均 掲載の中央値
トイプードル 約23万円 23.8万円
チワワ 約20万円 22.0万円
柴犬 約20万円 22.0万円
Mダックス 約21万円 22.0万円
ポメラニアン 約24万円 25.0万円

成約平均はみんなのブリーダー販売実績データ(2026年10月23日時点)。掲載価格の中央値は、同日に販売中だった各犬種約200件をいぬしるべ編集部が集計したもの。犬種名から各犬種の値段の記事に移れます。

同じ犬種でも、サイズ・毛色・性別・月齢で数万円から10万円以上の差が出ます。たとえば柴犬は豆柴のほうが高く、トイプードルは女の子のほうが高い傾向がありました。月齢が進むと下がる掲載もありますが、必ず下がるわけではありません。詳しくは売れ残りの子犬の記事に書いています。

サイトに払う手数料はありません。みんなのブリーダー、ブリーダーナビとも、利用者がサイトに払う利用料は0円で、子犬の代金はブリーダーに直接払います。仕組みはみんなのブリーダーの手数料とブリーダーナビの手数料にまとめています。

手続きと医療費|登録・注射・ワクチンで約2万円

迎えた後には、法律で決まった手続きと、子犬のうちに済ませる医療があります。金額は自治体と病院で変わるので、目安として見てください。

項目 目安
犬の登録 3,000円
狂犬病注射 3,100〜4,000円
注射済票 550円
混合ワクチン 1回5,000〜7,500円
初診料 1,500円
マイクロチップ 名義変更400円

登録・注射済票は横浜市と大阪市の手数料。狂犬病予防注射は集合注射の料金(横浜市3,100円、千代田区・中央区3,200円)と、日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」(令和5年公表)で最も多かった料金帯。混合ワクチン(5種・6種)と初診料も同調査の中央値。名義変更は環境省のオンライン申請の手数料(用紙は1,400円)。

このうち3つには期限があります。

  1. 犬の登録は、迎えてから30日以内。生後90日以内の子犬なら、90日を過ぎてから30日以内です。市区町村の窓口か、委託を受けた動物病院で手続きします。
  2. マイクロチップの名義変更も、迎えてから30日以内。環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトから申し込みます。
  3. 狂犬病予防注射は、生後91日を過ぎたら。その後は毎年1回です。春の集合注射か、動物病院で受けます。

混合ワクチンを2回打つとして合計すると、約2万円になります。8種以上の混合ワクチンは1回7,500〜10,000円が中心で、選ぶ種類によって変わります。何種をいつ打つかは、子犬の健康状態や住んでいる地域で変わるので、かかりつけの動物病院で相談してください。

マイクロチップの名義変更と犬の登録は、どちらも期限があります。ブリーダーから受け取る「登録証明書」が名義変更に必要です。住んでいる市区町村が「狂犬病予防法の特例」に参加していれば、マイクロチップの登録が犬の登録の申請も兼ねます。参加しているかは市区町村のページで確かめられます。

お迎え後の手続きの順番は子犬を迎える流れにまとめています。

そろえる用品|基本の8品で約4万円

お迎えの日までにそろえておきたい用品です。楽天市場で、小型犬向けの売れ筋として上位に出る商品の価格を調べました。

用品 中央値 メモ
サークル 10,980円 子犬の居場所。成犬のサイズで選ぶと買い替えずに済む
キャリー 5,980円 お迎えの帰り道と通院に使う
シーツ 4,780円 まとめ買いの箱の価格。子犬は消費が早い
ベッド 4,480円 洗えるものが便利
クレート 3,980円 寝床と、車や災害時の移動に使う
トイレ 3,280円 シーツを固定して使う
食器 2,640円 ごはん用と水用の2つ
首輪・リード 1,980円 お散歩はワクチンが終わってから
合計 38,100円 フードとおやつは別

楽天市場の検索結果(標準の並び順)上位20件の価格の中央値。2026年11月2日にいぬしるべ編集部が調べたもの。

フードは、最初はブリーダーのもとで食べていたものを続けるのが基本です。ブリーダーから少し分けてもらえることも多く、サイトの成約特典でフードがもらえることもあります。アニコム損保の調査では、フードとおやつの平均は年80,029円(月に約6,700円)でした。

毎年の飼育費|平均は年41万円、月に約3.4万円

迎えた後に毎年かかる費用です。アニコム損保が、ペット保険の契約者に1年間の支出を聞いた調査(2025年分、犬3,974頭)の結果です。

項目 年間 月あたり
ケガや病気の治療費 89,120円 約7,400円
フード・おやつ 80,029円 約6,700円
シャンプー・カット 50,575円 約4,200円
ペット保険料 44,879円 約3,700円
ワクチン・健康診断 34,024円 約2,800円
交通費 24,895円 約2,100円
光熱費の増えた分 22,273円 約1,900円
そのほか8項目 67,621円 約5,600円
合計 413,416円 約34,500円

アニコム損保「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月11日公表)。そのほかは、サプリメント・日用品・洋服・ペットホテル・しつけ・首輪とリード・ドッグラン・防災用品。

この調査を読むときに、知っておきたい点が3つあります。

  • 回答者は全員が保険の契約者

    保険料の44,879円が平均に入っています。保険に入らなければこの分は減りますが、治療費は全額が自己負担になります。

  • 犬の平均年齢は5.6歳

    子犬の1年目とは中身が違います。治療費は年齢が上がると増えやすく、子犬のうちはワクチンや健康診断の比重が大きくなります。

  • 犬種で大きく変わる項目がある

    シャンプー・カットは、トイプードルのように定期的なカットが要る犬種と、柴犬のように家で手入れできる犬種で差が出ます。

代金のほかに増えるお金|送料・近隣引渡・保証

子犬ページの価格に入っていないことがあるお金です。問い合わせる前に、子犬ページの欄で確かめておくと、後から予算が合わなくなるのを防げます。

お金 内容
ワクチン代 ブリーダーが打った1回目のワクチン代を、代金と別に書いている掲載がある
送料 見学と対面説明の後に、ブリーダーが届ける場合の費用。掲載ごとに違う
近隣引渡 みんなのブリーダーで遠方の子犬を近くの施設まで運んでもらう場合、サポート料40,000円と移送費(陸送0円、空輸10,000円、大型犬20,000円)
有料の保証 みんなのブリーダーの「みんブリ生体保証」など、入るかどうかを選べる保証

みんなのブリーダーの公式ページで確認した内容。詳しくは近隣引渡サービスとみんブリ生体保証の記事に書いています。

遠方の子犬は、交通費をかけて見学に行くか、近隣引渡を使うかで総額が変わります。法律で、お迎えの前に事業所で子犬を見て説明を受けることが決まっているので、見学に行く交通費も予算に入れておいてください。

費用を抑える方法|特典と無料期間を使う5つ

削ってはいけないのは、ワクチンや健康診断のような子犬の健康に関わるお金です。それ以外で、手間をかければ抑えられるところを挙げます。

  1. 成約特典を申し込む。みんなのブリーダーはお迎え日から90日以内の申し込みで、フードや電子クーポンがもらえます(2026年10月時点で最大10,392円相当)。ブリーダーナビにもフードなどの特典があります。
  2. 無料ペット保険の期間を確かめる。迎えてすぐの体調不良は、無料保険の期間内なら補償されることがあります。期間と請求方法は無料ペット保険の使い方にまとめています。
  3. 狂犬病予防注射は集合注射を使う。春に自治体が開く集合注射は料金が決まっていて、渋谷区のように注射済票の手数料がかからない区もあります。
  4. サークルは成犬のサイズで買う。子犬のサイズで買うと、半年ほどで買い替えることになります。
  5. フードは急に変えない。ブリーダーのもとで食べていたフードを続ければ、合わずに買い直すことが減ります。

費用をもっと抑えたい場合は、保護犬を迎える方法もあります。譲渡費用は自治体なら0円のところが多く、保護団体では3〜4万円ほどです。詳しくは保護犬の譲渡費用にまとめています。

よくある質問

ペットショップで迎える場合と、費用はどう違いますか?
手続きと医療費、用品、毎年の飼育費は同じです。違うのは子犬の代金と、ショップで勧められる保険やフード、用品のセットです。比べ方はブリーダーとペットショップの違いにまとめています。
子犬の代金は分割で払えますか?
支払い方法はブリーダーごとに決まっています。みんなのブリーダーには「クレジットカード支払い対応」で子犬を絞り込む検索条件があります。予約金とあわせて予約金・支払い方法の記事で確かめてください。
中型犬や大型犬だと、費用はどれくらい増えますか?
フード代、用品のサイズ、トリミング代、薬の量が体重に合わせて増えます。近隣引渡の移送費も大型犬は20,000円です。この記事の数字は小型犬を前提にしているので、中型犬以上は用品とフードの価格を体重に合わせて見積もり直してください。
ペット保険には入ったほうがいいですか?
この記事では特定の保険はおすすめしません。調査の回答者の保険料は年に平均44,879円でした。保険に入らない場合は治療費が全額自己負担になるので、そのぶんを貯金しておくという考え方もあります。迎えた直後の保険の扱いは子犬のペット保険の記事にまとめています。
初期費用はいつ払いますか?
子犬の代金は、見学と対面説明の後、ブリーダーに直接払います。予約金を先に払う場合もあります。用品はお迎えの日までに、登録と名義変更は迎えてから30日以内に済ませます。